６月も下旬に差し掛かり、奥尻高校の生徒たちは７月７日（金）、７月８日（土）の２日間にわたって開催される奥高祭への準備で大忙しです。各学年におけるクラス発表、学年を越えた縦割りによる係活動など、各々がやるべき仕事に放課後も追われている様子が目に映ります。
さて、今回の奥高祭のテーマとなっている、「NEO」。NEOとは「新しい」の意味があり、「感染症による規制も緩和され今まで出来なかったことができるようになり、奥高祭を以前とは違う新しくて楽しい企画にしたい。」という思いが込められているそうです。
この数年間、コロナ禍の影響により、相次ぐ中止や様々な規制が続いておりましたが、実に４年ぶりに平常通りの開催となります。どなた様もお気軽に足をお運びください。

ここで何人かの奥高生に、奥高祭の進捗状況や意気込みなどを語ってもらいました。

２年　藤川　寧音さん（島留学生）、古田　幸佑くん（島留学生）
Q.「奥高祭に向けて頑張っていることは何ですか？」
A.（藤川さん）「OIDの成果発表と運営係の総括です。OIDの成果発表ではパワーポイントを行う予定で、どうやったら来てくださった方々にわかりやすく伝えられるかを試行錯誤しています。運営係の総括は、今回生徒会執行部として任されたのですが、経験がなかったため、不安でいっぱいでした。でも、３年生の先輩方が助けてくれるので、とても頼りになります。奥高祭を成功させるためにはまだまだ工夫が必要なので、残りの期間を頑張っていきたいと思います！」
A.（古田くん）「自分は、クラス発表が人員不足の時に模擬店での係活動の合間を縫って手伝いに行ったり、係活動の自分のチームを先導したりと、自分ができることを精一杯、仕事に支障が出ない程度に頑張っています。なぜなら、来年から自分たちは最高学年となり、誰かを頼る立場から、頼られる立場になるからです。それを踏まえた上で、胸を張って仕事を出来るように今のうちから後輩をサポートし、自分ができる最善を尽くして奥高祭まで頑張っていきたいと思います。」

３年　坂本　紳くん（島留学生）、大須田　琉聖くん（島内生）
Q.「行灯制作や模擬店業務に携わっていると思うのですが、どんな感じですか？」
A.（坂本くん）「行灯行列は奥尻高校の伝統の一つでもあります。『温故知新』というテーマで今年も各学年で行灯を制作しています。デザイン案や土台の設計から自分たちで行って一つの作品を作っています。学年が上がるごとにデザインや行灯の形のレベルが少しずつ上がってより良い作品が今年もできそうです。」
A.（大須田くん）「昨年度より会場の設営や商品の発注業務などの仕事が増え、個人の作業量が多くなり、大変な活動になっています。しかし、4年ぶりに本来の姿を取り戻した奥高祭を盛り上げるために模擬店メンバー一丸となって作業を進めております。当日はみなさんの楽しんでいる姿を見られるように精一杯頑張っていきたいと思います。」

Q.「今年の目標などはありますか？」
A.（坂本くん）「今年の目標は、行灯のことだけでなく奥高祭・奥高の伝統を後輩に伝承していくことです。最後の奥高祭で、最後の行灯制作なので、自分のできる120％を出し切るのはもちろん、一緒に活動しているメンバーと力を合わせて最高の行灯を作りたいと思っています。」
A.（大須田くん）「コロナの制約がなくなり、たくさんの方に来ていただけるので、老若男女どんな方でも楽しんでいただけることを目標に頑張っています。」

１年　佐々木　遥さん（島留学生）、喜井　夏希さん（島留学生）
Q.「はじめての奥高祭ですが、今のお気持ちを聞かせてください。」
A.（佐々木さん）「はじめての奥高祭なので、不安なところもありますが、今はとても楽しみです。係活動やソーラン節、クラス発表など、練習したり準備したりしてきたので、本番ではみんなの力を合わせて最高の奥高祭にできるよう私も頑張ります！」
A.（喜井さん）「行灯行列とクラス発表に期待しています。特に、行灯行列がどのようなものなのかとても楽しみです。また、模擬店の仕事と吹奏楽部の発表を頑張りたいと思っています。はじめての奥高祭をたくさん楽しみたいと思います！」

終わりに

いかがでしたか？
着々と準備を進めている様子が少しでもわかっていただけたら幸いです。
保護者の皆様、そして島民のみなさま方におかれましても、様々なご協力をいただいているかと思います。この場を借りて感謝申し上げます。
また、インタビューに協力してくれた生徒の皆さん、ありがとうございました。今後とも、奥高ホームページ、Instagram、Facebookを通して準備や当日の様子をアップしていきたいと思いますので、ご期待ください。